「チミチュリソースハンバーグ」はアルゼンチン外交官のお墨付きを得た

松屋フーズは16日、牛丼チェーン「松屋」でアルゼンチン発祥のソースを使った「チミチュリソースハンバーグ定食」を発売すると発表した。これまでにも各国の郷土料理を期間限定で販売しており、今回で10カ国・地域目となる。4月には大使館からラブコールを受け「ポーランド風ミエロニィハンバーグ」を発売しており、さながら「松屋外交」の様相を呈している。

全国販売は21日から始め、目標販売数は約70万食としている。価格はご飯と味噌汁、サラダ付きで830円。テスト販売時は目標の1.2倍を売り上げた。

「チミチュリソース」はアルゼンチン発祥で、南米ではポピュラーな存在だ。パセリの緑色と青トウガラシの辛みが特徴で、肉料理をおいしくする「魔法のソース」といわれる。松屋フーズはトマトと玉ねぎ、ニンニクを加え、鋭い辛さをアクセントにした。

辛さが特徴的なため、「目玉焼きのせ」(880円)や「とろ〜りチーズがけ」(990円)といった、味わいがマイルドになるメニューも用意した。

ポスターを持つアルゼンチン大使館のモラレス書記官

松屋フーズが様々なハンバーグソースを検討していた際、チミチュリソースの存在を知り、開発を決めた。テスト販売時にアルゼンチン大使館の外交官が試食し、「おいしい」とのお墨付きを得た。ポスター制作でも大使館から助言を受けたという。

2020年に発売したジョージアの郷土料理「シュクメルリ」がヒットしたことで、各国の大使館がSNSを通じて郷土料理のメニュー導入を呼びかけており、松屋は「外交」の舞台として注目されている。

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