コクヨは共働き世帯で家族のコミュニケーションを促す製品を発達障害のある子供の自立支援に活用する

コクヨは共働き世帯の家族のコミュニケーションを促すための製品を発達障害のある中学生や高校生の自立支援に活用する実証実験を始めたと発表した。親が子供の通学を見守るための全地球測位システム(GPS)機器を使い、支援施設にひとりで通所できるよう手助けする。大阪市内の支援施設に通う中高生の家庭に、コクヨの製品を無料で貸与する。

貸与するのはコクヨが2023年に発売した(あらゆるモノがネットにつながる)IoT商品の「Hello!Family.(ハローファミリー)」シリーズの3製品。親が子供の通学を見守るGPS機器のほか子供の宿題管理ができる据え置き型の端末など計14台を無料で貸し出す。

発達障害のある中高生がひとりで支援施設に通う訓練に使うほか、宿題管理ができる端末でやるべきことを忘れない習慣を身に付ける練習をする。実証実験は6月中に終える見通しで、7月中に検証結果を公表する予定だ。

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