しまむらは17日、さいたま市内で定時株主総会を開いた。マネックス系投資ファンドのマネックス・アクティビスト・マザーファンド(MAMF)が提出した株主提案が反対多数で否決された。MAMFは株主資本配当率(DOE)を5%以上とする配当方針を定款に盛り込むことを求めていた。
しまむらは4月、同提案に反対の意向を表明した。MAMFは、しまむらの内部留保について現預金水準が高く、資本効率が悪化する可能性があることを問題視していた。
しまむらが4月に発表した2027年2月期までの3カ年の中期経営計画ではDOEは3%程度、配当性向は35%程度とする方針を示し、前中計より株主への利益配分を引き上げる考えを示していた。
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