表面処理装置や製品大手の新東工業は17日、27年3月期を最終年度とする3カ年の中期経営計画を発表した。EBITDA(利払い・税引き・償却前利益)マージン(売上高に対するEBITDA比率)を、24年3月期の7%から8%以上へ引き上げる。売上総利益率もグループ各拠点でそれぞれ3ポイント増を目指す。

顧客工場への機械販売に加えて、ドローンや赤外線カメラを使った排気ダクトの点検サービス、コンクリート磨き床の施工など工場の関連サービスも売り込んで収益性を高める。機械納入後のアフターサービスも強化し、新規顧客を3900社開拓して4万社を目標とする。

記者会見した永井淳社長は「将来的には資本コストを上回る収益率を達成したい」と話した。

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