茨城空港を発着する4人乗りのビジネスジェットの運航が始まる=マイクロジェット社提供

茨城空港(茨城県小美玉市)を発着するビジネスジェットの運航が始まる。旅行会社のスカイトレック(東京・港)と航空会社のマイクロジェット(東京・新宿)がまず25日と26日に羽田空港発の計6便を運航。茨城までを最短30分で結ぶ。27日からは茨城空港の発着便の予約・販売を始める予定でビジネス客らの需要を見込む。

25日の第1便は午前9時40分に羽田を出発し、10時前後に茨城へ着陸を予定する。機材は4人乗り小型機「サイテーションC510マスタング」。離陸する羽田側の混雑状況や天候によるが30〜50分のフライトを見込む。

マイクロジェット社によると料金は130万円台から。ビジネスジェットは発着時間や目的地を自由に調整でき経営者や富裕層らに人気が高まる。同社の高橋良社長は「茨城からさらに福井空港や福島空港など1日3都市のアクセスも可能」と話す。

2010年に開港した茨城空港は自衛隊の百里飛行場との共用という事情から民間機の着陸枠を原則1時間1便とするルールがあった。茨城県が防衛省や国土交通省と規制緩和を協議し、23年10月から運用が見直された。県空港対策課によるとこれまで定期便を優先し、ビジネスジェットの利用は実現してこなかったという。

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