大塚製薬は難治性の高コレステロール血症を対象にした治療薬を開発中だ

大塚ホールディングス傘下の大塚製薬は20日、難治性の高コレステロール血症の治療薬について、最終段階の臨床試験(治験)で有効性を確認したと発表した。既に米国や欧州で販売されており、大塚製薬は国内での販売に向けて開発を続けていた。2024年後半に製造販売の承認申請を目指す。

難治性の高コレステロール血症は脳梗塞や動脈硬化の原因となり得る疾患。開発中の「ベムペド酸」は製薬会社の米エスペリオン・セラピューティクスが手掛ける薬で、大塚製薬は20年に日本における独占的開発販売権を取得していた。

治験は患者96人を対象に12週間かけて1日1回投与し、薬の有効性と安全性について評価した。今後は治験のデータをもとに解析や検討を重ね、学会で公表する。

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