米投資ファンドのカーライル・グループは20日、ファストフード「ケンタッキーフライドチキン」を運営する日本KFCホールディングスを買収すると発表した。1株6500円でTOB(株式公開買い付け)を実施する。約35%を持つ三菱商事もTOB後に保有株を全て手放す予定で、日本KFCはカーライルの完全子会社となる。

買い付け期間は21日から7月9日まで。カーライルはTOBなどを通じ、三菱商事以外が持つ株式約65%を約950億円で取得する。三菱商事は9月末までに保有株を日本KFCに約400億円で譲渡する。日本KFCはTOBへの賛同を表明している。

日本KFCの2024年3月期連結決算は売上高が前期比10.8%増、純利益が74.0%増と業績は好調。今後、カーライルの下で出店を加速し、一段の成長を目指す。三菱商事は日本KFCを含む投資先の入れ替えを進めている。

ケンタッキーフライドチキンの看板

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