経団連の十倉雅和会長は21日の記者会見で、日産自動車が下請法違反の勧告を受けた後も不適切取引を続けたとの一部報道について「事実だとすれば誠に遺憾だ」と語った。速やかに状況を明らかにすべきだと促した。

日産から社内で調査中だとの報告を受けたと説明し「日産としてどういう対応(をするか)、けじめをつけるかを待っている」と話した。斎藤健経済産業相も17日の記者会見で「至急に事実関係を確認し、報告するよう求める」と言及していた。

十倉氏は経団連がまとめた2024年の春季労使交渉の1次集計結果で大手企業の賃上げ率が5.58%だったことについて「非常に心強く率直にうれしく思う」と語った。「来年以降も維持し、賃金が上がることが当然だという社会的規範を醸成したい」と述べた。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。