パート・アルバイトの求人サイト「バイトル」を運営するディップは21日、生成AI(人工知能)によるマッチングサービスを始めたと発表した。AIとの対話を通じて求職者の希望を深掘りする。検索型では見つからなかった仕事を提案し、採用率の向上につなげる。
新サービス「dip AIエージェント」は、バイトルの約55万件の求人から希望に近い職を提案する。求職者が提案を断ればその原因を聞き取り、再度適した求人を出す。ネズミのキャラクター「バイチュー」は面接などの悩み相談に乗るほか、仕事に関係のない雑談にも応じる。
ディップの社員が求人を出す企業に足を運んで職場の雰囲気や同僚とのかかわり合いなどの情報を収集し、マッチングのための情報をより充実させた。求職者は無料で使え、対話でおすすめされた求人は「バイトル」を通じて応募できる。
2027年2月期中をめどに、生成AIが求職者の潜在的な適性を判断できるレベルまで精度を高める。一般的に求人サイトを訪れた人の採用率は数%程度だ。対話型AIを活用することで採用率を高める。
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