後継者難や人手不足に悩む中小の町工場が増えるなか、金属加工を手掛ける三栄金属製作所(大阪市)は積極的にベトナム人の採用を進めている。約100人の従業員のうち、いまでは半分をベトナム人が占める。優秀な外国人材を生かすため、給与体系を日本人の従業員と同じにしたり、日本での暮らしをサポートしたりしている。生活面での支援では、日本語教室を開催するほか、住まいや子供の塾を探す際に手助けする。ベトナムからの人材が育ち、今では廃業寸前の他社から買収した工場のトップを任せるケースもある。三栄金属製作所の文敬作社長は今後ベトナムでの人材育成にも力を入れて同国とのつながりを強化しようとしている。

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