国債は価格が下がると、金利が上昇するという関係にあります。

22日の債券市場では日本国債を売る動きが出て、長期金利の代表的な指標となっている10年ものの国債の利回りが午前の取り引きで一時、0.985%まで上昇しました。

これは、2013年5月以来、およそ11年ぶりの高い水準です。

日銀が金融政策の正常化を早めるという見方が出ていることに加え、アメリカでの早期の利下げ観測がいくぶん後退してアメリカの長期金利が上昇したことから、日本の国債を売る動きが出ています。

市場関係者は「今月に入って日銀が国債の買い入れを減額したことが改めて意識され、市場では、日銀が早期の追加利上げや国債の買い入れのさらなる減額など金融政策の正常化に向けて動くのではないかという見方が出ている」と話しています。

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