トヨタ自動車は23日、ドア部品のリコール(回収・無償修理)を届け出て生産を止めていた「プリウス」について、6月17日から生産を再開すると明らかにした。代替部品の準備ができたといい、6月14日からリコール対象の車両の修理も販売店で始める。

 トヨタは4月に、5代目のプリウス全てとなる13万5305台(2022年11月~24年4月製造)のリコールを国土交通省に届け出た。後方ドアハンドルのスイッチの防水性能が不十分なため、多量の水が入るとスイッチが浸水してショートを起こしてしまう可能性があり、最悪の場合、ドアが開いてしまう恐れがあるという。

 トヨタはリコールを受けて、4月4日から堤工場(愛知県豊田市)での生産を止めていた。(江口英佑)

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