静岡県の清水港(静岡市)と土肥港(伊豆市)を結ぶ駿河湾フェリーの4月の輸送人員は、前年同月比83%増の1万480人だった。4月は天候に恵まれ運航率が大幅に上がったほか、フェリー改装を記念した運賃半額キャンペーンが寄与した。5月には地域住民のフェリー利用も促すために、条件付きで復路分の運賃を無料にする企画を始める。
運航便数は117便と35便増えた。運航率は98%とほぼ予定通り運航できた。乗用車は79%増の2313台でバスやトラック、二輪車も増加した。徒歩乗船者数は85%増の1819人と、データを取り始めた2020年度以降で最多になった。
25年2月末まで、静岡市など駿河湾の周辺自治体で作る観光協議会と組んだ利用促進を進める。周辺自治体に住んでおり、フェリーを往復利用する人が対象になる。乗船日の前日か当日に2000円以上の買い物をするなど条件を満たせば1人分の復路運賃を無料にする。
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