23日のニューヨーク市場は、この日、発表されたアメリカの企業の購買担当者の景況感を示す経済指標が市場の予想を上回り、中央銀行にあたるFRBが利下げを急がないのではないかという見方が広がりました。

このため、アメリカの長期金利が上昇し主要な3つの株価指数がいずれも下落しました。

この流れを受けて24日の東京市場でも取り引き開始直後から幅広い銘柄に売り注文が広がって日経平均株価は一時、700円以上下落しました。

▽日経平均株価、午前の終値は23日の終値より454円7銭、安い、3万8649円15銭。

▽東証株価指数、トピックスは11.11、下がって、2743.64。

▽午前の出来高は7億3499万株でした。

市場関係者は「日経平均株価は一時700円以上下落したものの、値下がりした銘柄を買い戻す動きもあり、その後下げ幅は縮小した。アメリカの半導体大手エヌビディアの業績が好調で23日のニューヨーク市場で株価は大きく値上がりしたが、日本の半導体関連の銘柄には波及しなかった」と話しています。

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