国土交通省は24日、石川県内のタクシー会社5社が申請していた自家用車活用事業を許可したと発表した。金沢市や隣の野々市市などが含まれる「金沢交通圏」が対象で、計17台が走ることになる。県内では交通空白地対策として加賀市などですでにライドシェアが始まっているが、金沢市などでは利用が多い曜日や時間帯の移動手段を確保する狙いがある。

タクシー需要が拡大すると見込まれる金曜日と土曜日の午後4時台〜翌日の午前5時台までが対象。各社は6月中の開始を目指す。タクシー会社が講習を実施し、一般ドライバーを育成する。利用するには配車アプリで乗降車地を指定する必要があり、キャッシュレス決済にのみ対応する。

石川近鉄タクシー(金沢市)や大和タクシー(同)などが申請していた。石川近鉄タクシーは「将来的にはタクシードライバーの確保にもつながるかもしれない」としている。北陸では23日、富山市でもライドシェアが許可された。

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