ゼンショーHD傘下の牛丼チェーン「すき家」でも4月から深夜料金を導入した

ゼンショーホールディングス(HD)はとんかつ店を展開するかつ庵(東京・港)で深夜料金を導入した。午後10時から翌日午前5時かけて商品の合計金額に一律で10%を加算する。人手不足に伴い人件費が上昇しており、価格に転嫁する。ゼンショーHD傘下では牛丼チェーンの「すき家」でも4月から深夜料金を導入するなど対象店舗を広げている。

かつ庵は全国にとんかつ店を54店舗展開している。米国産豚ロースや黒豚ロースなどを使い、6種類の野菜と果実を使った特製ソースが特徴だ。ゼンショーHDは深夜料金の導入について「深夜帯の人件費の上昇に対応し、商品・サービスの品質維持につなげるため」としている。

外食業界ではファミリーレストランなどが深夜料金を設定しており、人件費の高騰を受けて牛丼チェーンなどでも導入の動きが広がる。すき家のほか、松屋フーズホールディングス(HD)も5月中旬から牛丼チェーン「松屋」の一部店舗で深夜料金を試験的に導入した。

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