SUBARUは燃費性能の高い「ストロングハイブリッド」を投入する

SUBARU(スバル)は28日、開発中の新型ハイブリッド車(HV)を公開した。スバルが独自開発したHV向けのエンジンと、トヨタ自動車から提供を受けたハイブリッド機構を組み合わせたパワーユニットを搭載している。このHVは燃費性能の高い「ストロングハイブリッド」という車種になり、スバルが開発するのは初めてになる。

同日、トヨタ自動車やマツダと3社で環境車戦略に関する説明会を開いた。スバルの新HV車にはHV向けの水平対向エンジンと、ハイブリッド機構を組み合わせた「次世代e-BOXER」と呼ぶパワーユニットを搭載する。ストロングハイブリッドはトヨタなどが導入しており、燃費の改善効果が高い。

スバルの大崎篤社長は「水平対向エンジンを輝かせるために、電動化技術に磨きをかける」と語った。独自開発の水平対向エンジンはピストンが向かい合い、水平に動くことで運転時の安定性に優れるほか、小さく軽量化のメリットもあるとされる。

スバルは13日に開いた決算説明会で、「クロストレック」と「フォレスター」からHVを投入し、フォレスターについては米国での生産も計画していることを明らかにした。次世代e-BOXERの基幹部品であるトランスアクスルを今秋から埼玉県の北本工場で生産を始めるなど、スバルはHVの生産に向けた準備を進めている。

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