日本ケンタッキー・フライド・チキンは28日、フライドチキンやバーガーにドリンクとポテトが付いた昼食時間帯限定のセットを29日から一律40円値下げすると発表した。セット価格は650円からとなる。節約志向を強める消費者の需要を取り込み、値上げで落ち込んでいた既存店の客数回復につなげる。
毎日午前10時〜午後3時に提供している「ケンタランチ」の16種類の価格を一律40円下げる。同セットは昼食時間帯以外で提供する通常セットと比べて、最大120円安く販売していたが、さらに値引きすることで利用頻度を高めたい考え。
主力の「オリジナルチキン」2ピースにポテトSサイズとドリンクMサイズが付いたセットは930円から890円に、「チキンフィレバーガー」のセットは730円から690円になる。
同社は2023年3月と10月にオリジナルチキンやバーガー、ポテトなど主力品を値上げした。値上げによる客離れの影響もあり、既存店客数は23年10月以降7カ月連続で前年実績を下回った。特に24年4月は前年同月比19%減と落ち込みが大きかった。ランチセットをより手ごろな価格に抑え、ビジネスパーソンなどを取り込みたい考えだ。
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