29日のニューヨークの金融市場ではアメリカの長期金利の上昇が注目されました。

このところのアメリカの経済指標が相次いで市場の予想を上回ったことでFRBが利下げを急がないとの見方が広がったことから長期金利は一時、4.6%台まで上昇しました。

外国為替市場では日米の金利差が意識されて円売りドル買いが進み、円相場は5月1日以来、4週間ぶりに一時、1ドル=157円台後半まで値下がりしました。

円相場は5月1日、FRBのパウエル議長の会見のあと円高方向に大きく振れ、日本政府・日銀がドル売り円買いの市場介入を行ったという観測が広がり、5月3日には一時、1ドル=151円台まで値上がりしていましたが、再び円安が進んでいます。

また、株式市場では長期金利の上昇で景気の先行きに懸念が出て売り注文が増え、ダウ平均株価の終値は前日に比べて411ドル32セント安い3万8441ドル54セントでした。

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