タリーズコーヒージャパンは同社ECサイトへの不正アクセスが発覚し、一時サイトを停止している(30日、東京都内の店舗)

タリーズコーヒージャパン(東京・新宿)は30日、同社の電子商取引(EC)サイトに第三者による不正アクセスがあったと発表した。この影響でシステム障害が発生し、ECサイトを一時停止している。会員の個人情報が流出した可能性があり、調査している。

直営ECサイトの「タリーズオンラインストア」でシステム障害が起き、現在、会員登録やコーヒー豆などの商品を購入できない状況になっている。タリーズによると、同サイトには9万2685人が会員登録している。同社は「当社のECサイトでクレジットカードによる支払いをした人は身に覚えのない利用履歴がないか確認してほしい」と呼びかけ、不審な利用があった場合はカード発行会社への連絡を求めている。客の専用相談窓口も設けた。

20日に警視庁から第三者による不正アクセスとデータ改ざんの形跡があるとの連絡を受けて発覚した。詳細がわかり次第、客への対応方針を説明する。

同社は「多大なるご迷惑をおかけする事態となり、心よりおわび申し上げる。再発防止の確立を急ぎ、万全を期す」としている。

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