イーレックスは国内外でバイオマス発電所の開発を進めている

新電力のイーレックスは30日、JFEエンジニアリングなど4社から出資を受けたと発表した。第三者割当増資で118億円相当の株式を発行した。イーレックスはベトナムでバイオマス発電所の建設を計画しており、83億円を海外事業への投資、34億円を有利子負債の圧縮に使う。

JFEエンジの他に戸田建設や九電工、三井住友ファイナンス&リースが第三者割当増資を引き受けた。保有比率はJFEエンジと戸田建設がそれぞれ5.91%、九電工4.8%、三井住友ファイナンス&リースは3.37%となった。

イーレックスはベトナム北部で2024年夏からバイオマス発電所の建設工事を始める。事業投資額は1億〜1.2億ドル(約160億〜190億円)とみられる。30年までに18基つくる計画だ。

24年3月期の連結決算は222億円の最終赤字(前の期は91億円の黒字)だった。卸電力市場のスポット価格が想定よりも低く推移した。

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