帝国データバンクは31日、主要食品メーカー195社の価格改定動向調査を発表した。6月に予定される飲食料品の値上げは614品目で、「ペヤング」「かっぱえびせん」といった加工食品や菓子の値上げが目立った。

まるか食品の即席麺「ペヤングソースやきそば」は、希望小売価格が208円から231円となる。かっぱえびせんやポテトチップスなど、カルビーのスナック菓子は店頭価格が約3~10%上がる見込み。

明治の「きのこの山」「たけのこの里」、ハウス食品の「とんがりコーン」といった定番菓子の値上げも相次ぐ。飲料では森永乳業が「サンキスト」などの価格を引き上げる。

値上げ品目数は前年同月(3775品目)から大幅に減少した。ただ、値上げの理由として「円安」を挙げる企業は約3割に上昇。1ドル=150円台後半の円安水準が続く中、値上げの勢いは今後強まる可能性もある。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。