大光銀行は在留外国人支援のガイダブル(東京・新宿)と業務提携を締結した。大光銀の取引先に対して、在留外国人の採用に特化したガイダブルの求人サイトを紹介する。ガイダブルが地方銀行と提携するのは初めて。人手不足に加えインバウンド(訪日外国人)需要の伸長で外国人人材を求める声が高まるなか、企業の人材確保を支援する。
ガイダブルは在留外国人と企業をつなぐ求人サイト「ガイダブルジョブズ」を運営する。大光銀は同社と連携することで、希望する取引先が同サイトに求人が出せるよう仲介する。接客や製造、建設といった業界からの需要を見込む。
ガイダブルジョブズは約20万人以上の在留外国人が登録する。就労制限のない永住者や定住者などの登録が半数を超え、3000社以上の企業が活用している。代表の田辺政喜氏は大光銀の本社がある新潟県長岡市出身。「人手不足に悩む地場企業の外国人雇用を広げていきたい」としている。
日本人が減少する一方、日本に住む外国人は右肩上がりで増えており、2023年末は22年比11%増の341万人と過去最高を更新した。労働力確保や多様性の観点からも、在留外国人に注目する企業は増えている。
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