15日のニューヨーク株式市場、ダウ平均株価の終値は先週末に比べて248ドル13セント安い、3万7735ドル11セントでした。

ダウ平均株価の値下がりは6営業日連続です。

この日、発表されたアメリカの先月の小売業の売上高が市場の予想を上回ったことで利下げが始まる時期が遅れるとの見方が広がり、長期金利が上昇したことを受けて売り注文が増えました。

また、イランによる報復攻撃を受けたイスラエルの対応を見極めたいという投資家が多く、中東情勢の先行きは不透明との見方が広がっていることも株価を押し下げました。

ハイテク関連銘柄の多いナスダックの株価指数も1.7%の大幅な下落となりました。

市場関係者は「利下げが始まる時期が遅れれば金融引き締めが長引き景気を減速させるとの見方から売り注文を出す投資家が多かった。また投資家の間ではイスラエルがイランによる報復攻撃にどのように対応するかに関心が集まっている」と話しています。

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