パナソニックホールディングス(HD)傘下の電子部品事業会社、パナソニックインダストリーは3日、米国の第三者安全科学機関の認証を不正に取得していた問題で、当該機関から計111品番の安全認証を取り消されたと発表した。決定は5月31日付で、自動車部品向けなどの成形材料62品番と、半導体向けの樹脂材などの封止材料49品番が対象。

パナソニックインダストリーは1月に安全や品質の認証機関である米ULソリューションズの認証取得に際し、数値の改ざんなどの不正があったと発表した。これまで計153品番に問題があったことが判明している。ULが問題の品番の認証を取り消すのは今回が初めて。今後、他の品番でも安全認証が取り消される可能性があるという。

パナソニックインダストリーは認証の取り消された製品について「新たに申請して、認証を取り直したい」としている。

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