ビギホールディングスは「メンズビギ」や「パパス」など国内550店を運営する(メンズビギの店舗)

三井物産は3日、アパレルブランド「マルティニーク」や「パパス」などを展開するビギホールディングス(HD、東京・目黒)を完全子会社化したと発表した。出資額は非公表としている。ビギHDのアパレル事業に加え、かばんや靴、飲食店などの事業の拡大を目指す。

三井物産などが運営するMSD企業投資(東京・千代田)が保有していたビギHD株66.6%を5月31日付で取得した。ビギHDが運営しているブランドは今後も維持する。

ビギHDはパパスのブランドでカフェなども運営している。三井物産はビギHDの持つ販路などを利用しアパレルや飲食事業の拡大を目指す。将来的にはビギHDのブランドを使ってアジアなどでの海外展開も視野に入れる。

ビギHDは1970年に創業。「メンズビギ」など国内550店舗を運営する。2018年に三井物産が出資してビギHD株の33.4%を保有していた。三井物産はこれまでにもビギHDの電子商取引(EC)事業や海外進出を支援してきた。

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