風力発電所由来の電気と環境価値を供給する

コスモエネルギーホールディングス(HD)はパナソニックグループに風力で発電した電気の供給を始めたと発表した。特定の大口顧客に電気を直接販売するコーポレートPPA(電力購入契約)を活用し、再生可能エネルギーを販売する。コスモHDにとって初のPPA契約となる。

1日から供給を始めた。コスモHD子会社で再生エネ開発などを手がけるコスモエコパワー(東京・品川)が運営している風力発電所「姫神ウィンドパーク」(盛岡市)で生み出す電気が対象になる。日立製作所製の風車を9基設置しており、発電容量は約2万キロワット。契約期間は約15年間で、電気と再生エネ由来であることを示す環境価値の一部を固定価格でパナソニックに供給する。

コスモHDは全国に陸上・洋上風力発電所を持ち、総容量は30万キロワットを超える。これまでは生み出した電気の多くを国の固定価格買い取り制度(FIT)を使って販売してきた。FIT制度の終了を見据え、今後運転開始予定の風力発電所でもPPAの活用を検討する。

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