三菱自動車は4日、能登半島地震で被災した石川県珠洲市にピックアップトラック「トライトン」とミニバン「デリカD:5」を無償で貸与すると発表した。同市の要請で貸し出したプラグインハイブリッド車「アウトランダーPHEV」も貸与期間を1年間延ばす。支援物資の運搬や電気供給に活用してもらう。
石川県内にある販売会社を通じて各車種1台ずつ貸与する。3台ともに珠洲市の公用車として、復旧に必要な資材の運搬などに使う。アウトランダーPHEVは専用機器をつないで電源コードを引けば電子機器なども充電できる。
4日に同市内で開いた引き渡し式で泉谷満寿裕市長は「復旧作業や災害対応の業務などで市の公用車が不足している」と説明した。
能登半島地震後、三菱自は珠洲市からの要請でアウトランダーPHEVを無償で貸し出していた。五十嵐京矢国内営業本部長は「被災地は路面が荒れている。悪路に対応できる車種を提供することで、継続的に復興支援していきたい」と話した。
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