出版取次大手のトーハン(東京・新宿)は、和洋菓子大手のシャトレーゼ(甲府市)とフランチャイズ契約を結んだと発表した。愛媛県四国中央市の書店敷地内に3日、フランチャイズ1号店を開店した。トーハンは今後、書店併設型や単独でのフランチャイズ店舗展開を検討していくという。
1号店は「シャトレーゼ四国中央川之江店」(四国中央市)。トーハン子会社の書店チェーン、明屋書店(松山市)の四国中央市にある店舗敷地内に開店した。シャトレーゼはファミリー層を中心に人気を集める。顧客層が厚いシャトレーゼを書店敷地内に併設することで集客力を高める。
取次事業で赤字が続くトーハンは、27年3月期までの3年間の中期経営計画の1つとして、事業領域の拡大を掲げている。これまでも、印刷のアクセア(東京・千代田)やスポーツクラブのアクトス(岐阜県多治見市)とフランチャイズ契約を結び、書店に併設してきた。シャトレーゼとのフランチャイズ契約で、事業領域をさらに拡大する。
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