サツドラHDが札幌市中心部に構えるインバウンド向け店舗(23年)

サツドラホールディングス(HD)は5日、2024年5月期の連結純利益が前の期比4.6倍の4億円になったと発表した。インバウンド(訪日外国人)需要の堅調ぶりなどを背景に従来予想から1億円上方修正した。

サツドラHDは北海道を地盤にドラッグストア「サツドラ」などの小売店や調剤薬局を展開する。道内のインバウンドは中国客の回復が鈍いものの、他のアジア各国からの需要が高まっており、春節(旧正月)に伴う大型連休の後も好調が継続した。特に医薬品などの販売が上向き、売上高は9%増の955億円と従来見通しから5億円上振れした。

電気代が計画よりも下回ったことなどで販管費も抑制された。営業利益は4.5倍の13億円、経常利益は4倍の13億円でそれぞれ予想を引き上げた。

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