日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会(全軽自協)が6日発表した5月の車名別新車販売によると、スズキの軽自動車「スペーシア」が、ホンダの軽「N―BOX」を抑えて首位となり、10カ月ぶりにトップが交代した。スペーシアは2023年11月に6年ぶりの全面改良を実施しており、スズキ広報は「安全性やデザインが評価された」と分析している。

全軽自協によると、スペーシアが軽以外の登録車も含めて1位になるのは初めて。軽のライバルであるダイハツ工業が、認証不正の影響で昨年末に国内生産を全て停止したことがプラスに働いた可能性もありそうだ。ホンダはN―BOXの5月の生産や販売について「特に問題はなかった」(同社広報)としているが、首位を譲る形となった。

スズキの軽自動車「スペーシア」(同社提供)

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