ドイツの調査会社GfKは、2024年1〜3月の世界のスマートフォン販売台数が前年同期比で4%増えたとの推計を発表した。新興国を中心に低価格帯の製品が伸びた。23年の販売台数は世界的なインフレによる買い控えや、買い替えサイクルの長期化などによって過去10年で最低となった。足元では需要が回復しつつある。
GfKによると、1~3月に発売された人工知能(AI)内蔵のスマホは10モデルを超えた。AIスマホは高度な画像編集や文章処理にアプリを必要としない特徴を持ち、韓国サムスン電子や米グーグルなどが開発に力を入れている。
現状は「AIスマホによる(スマホ全体への)販売押し上げ効果は限定的」(GfK)だが、今後のスマホ市場をけん引する可能性がある。
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