カネボウ(現クラシエ)社長や日本航空会長を歴任した伊藤淳二(いとう・じゅんじ)さんが、2021年12月に99歳で死去していたことがわかった。クラシエが明らかにした。葬儀は近親者で営んだという。

 中国・青島生まれ。1948年に鐘淵紡績(のちのカネボウ)に入社し、68年から社長、会長を計24年間務めた。創業以来の繊維に加え、化粧品などへの事業の多角化を進め、「ペンタゴン(五角形)経営」と呼ばれた。

 86~87年には日本航空会長も務めた。山崎豊子さんの小説「沈まぬ太陽」に登場する航空会社会長のモデルとされる。

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