AOKIホールディングス傘下で結婚式場大手のアニヴェルセル(東京・港)は11日、ペットを連れて「キリスト教式」で結婚式を開けるサービスを12日に始めると発表した。これまでペット連れの結婚式は参列者の前で誓いを立てる「人前式」のみに対応していた。多様なニーズに応え、利用者拡大につなげる。
アニヴェルセルは2020年に「ペット婚」のサービスを始めた。挙式と披露宴をペットと一緒に過ごせる。20年以降、実施率は毎年2倍ペースで増加している。
愛犬が指輪を運んでくる「リングドッグ」や庭での記念撮影が特に人気だ。指定されたサイズ内であれば犬と猫以外の動物の参加も可能で、実際にウサギやハムスターを連れた結婚式も開かれた。
ペット婚を巡っては、西武・プリンスホテルズワールドワイドが運営する軽井沢プリンスホテル(長野県軽井沢町)が1月、チャペル内でリングドッグができるプランを発売した。ペット婚の問い合わせは月10件以上あり、1〜6月には5組が式を挙げた。
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