GENDAが米国で展開する無人ゲームコーナー「キドルトン」(イメージ)

GENDAは米国で8000カ所以上の無人ゲームコーナーを運営する米ナショナル・エンターテインメント・ネットワーク(NEN)を2900万ドル(約45億円)で買収すると発表した。GENDAの米子会社がNENの親会社から全株式を取得する。米国で人気が高まっている日本発のアニメや漫画などのグッズを、NENの店舗でクレーンゲームの景品として扱うなどして事業拡大につなげる。

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同日の取締役会で決議した。2024年中の買収完了を見込む。GENDAは「キドルトン」のブランドで同様のゲームコーナーを米国で400カ所以上展開しており、買収で店舗数は20倍以上に増える。NENはウォルマートやデニーズなど米国の大手チェーン内で展開しており、現在の売上高は約1億ドル。数年をかけて全店舗で日本のグッズが取れるクレーンゲームを設置する。

スーパーやショッピングモールなどの空きスペースに数台のゲーム機器を置いた無人のゲームコーナーは常駐の従業員が不要で、商品の補充や現金の回収、機器の保守などの巡回だけですむ。運営コストが安いうえ、店舗数が増えれば効率が高まる。

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