JR東海とJR西日本は13日、東海道・山陽新幹線の線路を点検する専用車両「ドクターイエロー」の運行を終了すると発表した。現在両社で1編成ずつ保有しているが、老朽化などを理由に引退を決めた。JR東海は2025年1月、JR西は27年以降をめどに走行を終える。最新型車両「N700S」に検査のための専用装置をつけた車両を後継として走らせる。
黄色い車体を持つドクターイエローの正式名称は「新幹線電気軌道総合試験車」。最高時速270キロメートルで走りながら電気系統などの設備や線路に異常がないかを確認する役割を持つ。運行ダイヤが公表されていないことなどから、鉄道ファンの間で「見ると幸せになる」と言われていた。
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