キリンホールディングス(HD)とファンケルは14日、キリンHDがTOB(株式公開買い付け)でファンケルを完全子会社化するとの報道について「検討していることは事実で、14日の取締役会に付議する予定だ」とのコメントを発表した。決定した場合は速やかに公表するとしている。

報道を受け、ファンケルは一時東京証券取引所の売買停止銘柄に指定されたが、現在は解除されている。

キリンはファンケルに約33%を出資している。年内にもTOBで完全子会社化する方針で、買収額は約2100億円とみられる。ビール市場が伸び悩む一方で、健康食品市場は世界で拡大している。ファンケル買収で成長分野を強化する。

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