齋藤経産相 チリの閣僚と会談 リチウム開発で協力強化を確認

EVのバッテリーなどに使われるリチウムは、産出国が限られていて、世界各国が脱炭素社会の実現を目指す中で獲得競争が激しくなっています。

こうした中、齋藤経済産業大臣は、14日、リチウムの世界有数の産出国で、日本にとっても主要な輸入元である南米・チリのウィリアムス鉱業相と会談しました。

この中で、齋藤大臣は「チリが環境に配慮した持続可能なリチウム開発を目指す中で、日本の技術や知見が活用できるため貢献していきたい」と述べました。

これに対し、ウィリアムス鉱業相は「チリには多くの鉱物資源がある。安定的なサプライチェーンを構築することが重要な使命であり、日本企業に貢献してもらえると考えている」と述べました。

会談の中では、リチウムの安定供給や環境に配慮した開発などに関して、協力関係を強化するとともに、鉱物資源の分野で両国の政府機関や企業が参加する会議を設置し、対話を継続していくことを確認しました。