武田薬品工業は17日、小児難治性てんかん治療薬として開発中の「ソチクレスタット」の最終段階の臨床試験(治験)で、主要な評価項目を達成できなかったと発表した。開発中の新薬候補を資産として計上する無形資産の減損損失を含めて業績への影響については精査するとしている。
けいれんを繰り返す「ドラベ症候群」と、脱力発作などがある「レノックス・ガストー症候群」向けに開発していた。どちらも小児の難治性てんかんの一種。
ドラベ症候群向けでは、主要評価項目としたけいれん発作頻度の減少がわずかに達成できなかった。レノックス・ガストー症候群向けでは、発作の減少が達成できなかった。安全性などに問題はなかった。今後の申請などについては規制当局と協議する。
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