イトーヨーカ堂は夏向け商品をテーマにした「清涼祭」を始めた(19日、東京都大田区)

セブン&アイ・ホールディングス傘下の総合スーパー(GMS)、イトーヨーカ堂は19日、飲料や肌着など夏向けの商品を扱う「清涼祭」を全国の約220店舗で実施すると発表した。19日から7月9日にかけて食品売り場や肌着売り場などで暑さ対策の関連商品を集めた専用売り場を設置する。気温が上昇する中、清涼祭を通じて関連商品の売上高で前年比約1割増をめざす。

清涼祭ではプライベートブランド(PB)の「セブンプレミアム」で肌着商品の「ボディークーラー サラッとドライ 汗取り付きタンクトップ」(1089円)や「ぷるぷる食感のピーチゼリーパフェ」(321円)などの衣料品や日用品、食品などでPBやメーカー品の暑さ対策となる商品を取りそろえる。

清涼祭に合わせてイトーヨーカドー大森店(東京・大田)では塔屋などに設置している通常は青色と赤色で彩られたハトのシンボルマークを青色に変更し、イベントの機運を盛り上げる取り組みも実施する。

19日、大森店で開いたキックオフイベントで篠塚麻友実・販売促進部総括マネジャーは「今年の夏は『青いヨーカドー』で暑い夏を快適に楽しく過ごしてもらいたい」と意気込みを語った。

イトーヨーカ堂は清涼祭に加えて店舗の熱中症対策として大塚製薬が実施する熱中症対策講座を修了した熱中症対策アンバサダーを店内に配置するほか、地方自治体が商業施設などを暑さの避難所として指定する「クーリングシェルター」の対象店舗も増やす方針だ。

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