民間気象会社のウェザーニューズは19日、人工知能(AI)を活用した雨量予測モデルを米グーグルと共同開発したと発表した。7月からグーグルの検索サイトで「今日の天気」と入力すると最大12時間先までの雨量予測が5分刻みで表示されるようになる。短時間の雨量予測に特化しており、外出時の参考になるとみている。
共同開発した雨量予測モデル「Googleナウキャスト」は、ウェザーニューズの過去数年分の雨量データをグーグルのAI予測モデル「MetNet‐3」が機械学習して予測を出す。
7月以降、グーグルの検索サイトで調べることができる。ウェザーニューズのアプリで表示するかは検討中としている。
ウェザーニューズは全国約1万3000カ所に観測地点を持つことに加え、気象アプリの利用者からの天気報告を予測に活用している。同社の石橋知博社長は「グローバルIT企業は競合ではなく共創の相手」とグーグルと共にAIの天気予報の活用を広げたい考えだ。
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