「ライドシェア」のサービスは東京23区と武蔵野市、三鷹市で8日から始まり、都内ではタクシー会社などが参加した出発式が行われました。
式では斉藤国土交通大臣や河野デジタル大臣らがテープカットをしたあと、5つの会社のあわせて9台の車両が出発しました。
業界団体によりますと9人のドライバーは普通免許を持つ20代から50代の自営業者や主婦などでタクシー会社の安全管理のもとで自家用車を使って運行を行います。
運賃はタクシーと同じ水準で配車アプリを使って利用できることになっていて、都内ではこのほかの車両でもサービスが行われました。
「ライドシェア」はタクシーの台数が不足する地域や曜日、時間帯に限って認められ、都内での運行時間は
▽月曜日から木曜日は午前7時から午前10時台まで
▽金曜日は午前7時から午前10時台までと午後4時から午後7時台まで
▽土曜日は午前0時から午前4時台までと午後4時から午後7時台まで
▽日曜日は午前10時から午後1時台までとなっています。
「東京ハイヤー・タクシー協会」の川鍋一朗 会長は「ライドシェアの導入によってタクシー不足で利用できない人を減らしていきたい」と話しています。
「ライドシェア」は4月からは神奈川県、愛知県、京都府のいずれも一部の地域で始まる見通しですが、タクシー不足の解消につなげるとともに運行の安全を確保していくことが求められます。
斉藤国交相と河野デジタル相 乗車までの流れを体験
8日の出発式では斉藤国土交通大臣や河野デジタル大臣がライドシェアのサービスを利用するための配車アプリを使って車両を呼び、乗車までの流れを体験しました。
斉藤大臣は「車の手配から目的地までの移動の流れがアプリで分かり、快適に乗ることができた。車両の安全もしっかり確認してもらいたい」と話していました。
ライドシェアのサービスを行った女性は
ライドシェアのサービスを行った40代の女性は、
「ふだんは介護タクシーのドライバーの仕事をしていますが、空いた時間でライドシェアのドライバーに挑戦したいと思いました。タクシー会社での研修は座学と実習を含めて思ったより長かったですが、安全に運転するために必要だと感じました。運転が好きでライドシェアに興味があったので頑張りたいです」と話しています。
※このニュースを8日の昼前に掲載した際、「東京ハイヤー・タクシー協会」の表記に誤りがありました。失礼しました。
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