発表によりますと、明治安田生命の新宿支社に2020年まで勤務していた現在80歳になる元営業職員の女性が、5世帯、10人の顧客からあわせておよそ1億3000万円を着服していたということです。

元営業職員は、契約者が一定の範囲内で保険会社から貸し付けを受けることができる制度を悪用するなどしていたということです。

会社はおととし6月にこの元営業職員が3世帯、4人の顧客からあわせておよそ2000万円を着服していたと発表しましたが、その後も調査を続けた結果、別の事案も判明し、着服の総額が明らかになったとしています。

会社によりますと、不正は1994年から退職後の2021年まで27年間にわたって行われていたということです。

明治安田生命は被害にあった顧客に謝罪し、全額を弁済したとしていて「お客さまならびに関係者の皆様に多大なご迷惑とご心配をおかけしたことを深くおわびします。コンプライアンス態勢のさらなる高度化に不断に取り組んでまいります」とコメントしています。

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