21日のニューヨーク外国為替市場の円相場は対ドルで下落し、一時1ドル=159円87銭と4月下旬以来、約2カ月ぶりの円安ドル高水準を付けた。今年4月から5月にかけて日本政府、日銀による円買いドル売りの為替介入があったとされる前の円安水準に接近した。
金融政策の違いに基づく日米の金利差が意識された。さらに米国が日本を2023年6月以来、1年ぶりに通貨政策の「監視対象」に再指定したことで、政府、日銀による為替介入に対する警戒感が後退したとの思惑が広がり、円売りドル買いの動きが強まった。
午後5時現在は、前日比91銭円安ドル高の1ドル=159円81~91銭を付けた。(共同)
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。