阪急阪神百貨店、配送の冷凍ケーキで初店舗　常設化も

阪急阪神百貨店は17日、自社で企画開発する冷凍ケーキの配送サービス「CAKELINK」の実店舗を阪急うめだ本店（大阪市）の地下1階食品フロアに期間限定で開設した。これまではオンラインからの注文のみを受け付けていた。大型連休や母の日に狙いを定めて需要を開拓する狙いがあり、常設の店舗とすることも模索する。

限定店舗は23日まで開く。平均価格はホールケーキの場合で約5000円、冷凍保存で2週間ほど日持ちする。送料は全国一律で通常770円だが、4月末までは半額とする。

CAKELINKは2020年に始めた。23年の販売数量は22年比で1.5倍に拡大した。阪急阪神百貨店によると冷凍ケーキの国内市場規模は業務用を中心に年200億円ほどで、家庭向けの製品はまだ珍しい。

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