21日のニューヨーク外国為替市場ではFRB=連邦準備制度理事会は利下げを急がないとの見方から円安が進み、円相場は一時、1ドル=159円80銭台まで値下がりして、ことし4月29日以来の円安ドル高水準となりました。

こうした動きについて財務省の神田財務官は記者団に対し「過度な変動があれば国民経済に悪い影響をもたらす。投機などに基づいて過度な変動があった場合には適切な行動をとっていく」と述べて市場の動きをけん制しました。

また、記者団から1ドル=160円台の水準が近づく中で、市場介入の準備状況を問われたのに対し、「今までどおりいつでも何でもできるようにしている。特定の水準は考えていないが、大きく動く場合は経済活動に悪影響を及ぼすので国際社会も対応することが当然と理解されている」と述べました。

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