子ども向けに実施するプログラムのイメージ

サントリーホールディングス(HD)とダイキン工業は24日、25年国際博覧会(大阪・関西万博)の会期中に「こどもサミット(仮称)」を開催すると発表した。両社の事業にかかわる「水」と「空気」について、9月から屋外学習などを通じて学ぶプログラムを設ける。参加者には得られた学びを提言としてまとめ、発表してもらう予定だ。

子ども向けの職業体験施設「キッザニア」を運営するKCJグループ(東京・中央)と連携する。募集人数は24人で、参加費は5000円。6月25日からKCJグループの専用サイトで申し込みを受け付ける。

参加者には8月31日に「キッザニア甲子園」(兵庫県西宮市)でオリエンテーションを実施したあと、9月21〜23日にミネラルウオーターを生産する「サントリー天然水 奥大山ブナの森工場」(鳥取県日野郡)とダイキンの研修・保養施設「ダイキンアレス青谷」の見学や、森林や海岸でのフィールドワークなどを計画する。

ダイキンの吉澤正人・担当部長は24日に開いた記者説明会で「当社にとっては空気が将来どのような付加価値を生むかが重要だ。子供たちには我々がまだ発見できていない、新たな空気の価値につながるキーワードを見つけてほしい」と話した。

サントリーHDとダイキンは大阪・関西万博で水上ショーを実施する予定だ。今回の「こどもサミット」を含めたプログラムは協業の第2弾と位置付けており、第3弾以降についても「検討中」としている。

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