インドネシアで展開する農薬散布事業のイメージ

ドローン(小型無人機)関連サービスのテラドローン(東京・渋谷)は24日、国際協力銀行(JBIC)と融資契約を締結したと発表した。JBICとみずほ銀行から協調融資を受け、インドネシアやマレーシアでの農薬散布事業を拡大する。搭載可能な農薬の容量を拡大するなどドローンの機能改良に充てる。

テラドローンは子会社を通じて2023年夏、シンガポール企業のアビールテックからドローンの農薬散布事業を買収した。パーム油の世界シェアが高いインドネシアやマレーシアにおいて、原料であるアブラヤシ畑の上空を飛ぶドローンによる農薬散布事業を展開している。

パーム油産業では労働力不足が顕著で、作業者の安全性を確保する必要性が高まっている。銀行から調達する資金の総額は非公表だが、今後はドローンで散布可能な対象の肥料や農薬を増やすなど、より効率的に農薬散布事業を展開できるようにする。

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