元売りの原油調達コスト上昇が補助金の増額分を上回った

資源エネルギー庁が26日発表したレギュラーガソリンの店頭価格(全国平均、24日時点)は前週と比べて0.1円高い1リットル174.8円だった。上昇は4週ぶり。政府の補助金で175円程度の水準にとどまった。

政府は補助金を支給して石油元売りの卸値を抑えている。20〜26日の補助額は24円と前週比で2.9円増えた。元売りの原油調達コスト上昇が補助金の増額分を上回り、店頭価格にも波及した。

7月1日時点のガソリン価格は補助金がなければ200.6円になると見込まれる。政府の目標水準である175円程度に抑えるため、25.8円が27日から1週間の補助額となる。

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