鹿島とソフトバンクの子会社BOLDLY(ボードリー)などは26日、運転手がいないレベル4の自動運転バスの運行許可を取得したと発表した。民間企業主体では初で7月以降、羽田空港近くの大型複合施設(東京都大田区)で運行を始める。
レベル4で運行されるのは、自動運転バス「ARMA(アルマ)」(11人乗り)。鹿島など9社が出資する大型複合施設「羽田イノベーションシティー」内で、1周約800メートルのルートを最高時速12キロで運行する。遠隔監視は茨城県内のセンターから行う。21日に東京都公安委員会から、26日には東京空港署から必要な許可を得た。
運行実績を積み上げた上で、将来的に同施設と羽田空港を結ぶルートでの運行を目指している。
国土交通省によると、5月1日現在、国内の一般道でのレベル4の運行は福井県永平寺町の1カ所のみ。同町では、町が委託した業者が運行している。(大和田武士)
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